EVENT
こんにちは! THE6のルーシーです。
雨の日もあるけれど、道で見かける紫陽花の美しさに嬉しくなる季節ですね。
数日前、THE6の近くに流れる広瀬川ではこんな夕日を見ることができました。
川の向こう岸には蛍が飛んでいるそうなので、今夜は散歩にいきたいと思います。
今回は6月24日に行ったトークイベント、
6LABO vol.4「パラレルキャリアー新しい時代の働き方」のレポートをお届けします。
『パラレルキャリア――新しい働き方を考えるヒント100』の刊行を記念して
著者のナカムラクニオさんがTHE6にいらっしゃいました。
ナカムラさんは、東京・荻窪のブックカフェ「6次元」の店主、映像ディレクター、
金継ぎ師、専門学校講師、キュレーターなど、
様々な仕事をかけもちする「パラレルキャリア」を実践されています。
仙台を拠点に、公私共にボーダーレスにプロジェクトを立ち上げ、
同じくパラレルキャリアを実践しているつれづれ団団長の桃生和成さんが聞き手を務め、
お二人の対談形式でトークショーが行われました。
新刊には、副業ではなく、
福業(自分が幸せになる「福業(HAPPY WORK)』)を日常に取り込む働き方について、
ユーモアを含むお洒落な言葉で綴ったヒントがたくさん散りばめられています。
今回のトークイベントでは、世界中を取材で駆け巡ったり、ブックカフェを開いたり、
数々のアイデアを行動に移してきたナカムラさんの
実体験を踏まえたお話をお聞きすることができました。
そして集まってくださった参加者の皆さん一人一人が、
ご自分のお仕事のお話や、ナカムラさんへ質問を投げかけたりしながら、
真剣かつ楽しく対話をされている姿が印象的でした。
ナカムラさんが居る場所は、どんな場所でも、
ナカムラさんのお店である「6次元」のような空気を放つような気がしました。
「6次元」は、カフェとギャラリーと古本を扱う空間です。
谷川俊太郎氏やmina perhonenの皆川明氏などの朗読会や
村上春樹愛好家のハルキストが世界中から集まる店としても有名ですが、
店で催されるイベントやワークショップが毎度カメレオンの如く変化し、
様々な人を巻き込んでいく様子は、サロン的な役割を果たし、
東京の文化の形成に影響を与えています。
このことについては、ナカムラさんの過去の著書、
『人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは』
に詳しくまとめられています。
場づくりを意識する人にとって、大いに参考になる本です。
そもそも、「THE6」を企画したメンバーにとって、
6つながりの「6次元」は、尊敬の眼差しで語り合ったことのある場所でした。
ちょっと長くなりますが、是非この2つの場所のコンセプトを読んでいただきたいのでご紹介します。
「THE6」のコンセプトです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1st place + 2nd place + 3rd place = THE 6
暮らす場所であり、はたらく場所であり、その間の場所でもある。
それが、シェア型 複合施設“ THE 6 ”。
“暮らす”と“はたらく”が近い。
だから… 新しいアイディアが生まれる。
新しい快適が生まれる。新しい出会いが生まれる。
仙台春日町 THE 6から新しいワーク・ライフスタイルがはじまります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「6次元」のコンセプトです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《つながりを6次元化してみること》
6次元ってなんだろう?
第1次産業とは自然の恩恵を利用した産業です。
農林業、漁業、鉱業などで主に土地や地域中心の産業と言えます。
第2次産業とは第1次産業で生産した原材料を加工する産業です。
麦から小麦粉やパンを作ったり、木材から家を作ったり、
魚からかまぼこを作ったり、鉄鉱石から銑鉄を作ったり、
鉄から自動車を作ったりすること。
第3次産業とは第1次にも第2次にも入らないサービス業。
小売、飲食、宿泊、教育など『形に残らない』ものを扱う産業のこと。
第3次産業は、主に人が中心の産業と言えます。
1+2+3=6 あるいは 1×2×3=6
1次産業・2次産業・3次産業が連携すると
「1×2×3=6次元化」
こんな発想で新しい社会を作ることが出来たら
もっと幸せになれるのではないかと思い
新しいネットワーク作りをはじめました。
人と物とのつながりが
「6次元」という空間を通じて関わり合うことで
お互いの付加価値を高め、
活性化することを願っています。
(「6次元」ウェブサイトより一部抜粋)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「6次元」と「THE6」の目指す、新しいつながりや場づくりにとても近いものを感じます。
「THE6」が「6次元」のように、街の人にとって、
知的好奇心を満たす、ちょっとした心の拠り所のような存在になれたらと思いました。
おまけに。
トークイベント終了後、定禅寺通りにある老舗の洋菓子店
「甘座(アマンザ)」の美味しいエクレアとコーヒーをいただきながら、
参加者の皆さんで交流しました。
甘座さん、いつもありがとうございます!
次回の6LABO vol.3は、7月4日(木)19:00~
「フリーペーパーのつくりかた×まちライブラリーづくり」
ライター・エディターの葛西淳子さんにいくつかの事例をもとに、
フリーペーパーのつくりかについてお話ししていただきます。
進行は、阿部梢さん(建築工房零)です。
どうぞお楽しみに!