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2019.06.08
イベントレポート
3×2=6 クロストークレポート【3rd place編】

6月8日(土)に開催した、「THE6 3rd Anniversary クロストーク 3×2=6」のイベントレポートをお届けします。

 

このクロストークは、THE6のコンセプトでもある1st place(住む)、2nd place(働く)、3rd place(もう一つの居場所)という3つのカテゴリーについて再考し、仙台・宮城・東北の中でTHE6が果たすべき役割を参加者とともに考える企画です。

THE6と関りのある3名のホストにそれぞれ「今一番話を聞きたいゲスト」を挙げてもらいました。

 

最初のカテゴリーは、3rd place(もう一つの居場所)です。テーマは「だれもが自由にくつろげる空間をつくるには」。若者を中心に40名の方々にご参加いただきました。

 

社会人2年目の広告代理店社員平山絵莉さんが今一番お話を聞きたいゲストは、株式会社グランドレベル代表取締役社長の田中元子さんです。

(写真)ホストの平山絵莉さん

 

田中さんは、「1階づくりは、まちづくり」をモットーに、「ひとびとの能動性」を引き上げるコミュニケーションデザインを行っています。墨田区千歳でランドリー付きの喫茶を開いています。洗濯をするだけでも、喫茶でゆっくり過ごしても、イベントをしてもOK。どんな人も、自由にくつろげる空間を目指しています。

 

田中さんが喫茶ランドリーで大切にされていることは、能動性が生まれる「余白」をつくること。スタッフ・お客さんが「喫茶ランドリーを一緒につくっていっていいんだ」と思える工夫をされています。

 

(写真)ゲストの田中元子さん

 

スタッフには「仕事の仕方」を教えません。もし教えてしまったら、指示に従うだけの仕事になるのではないか、「その人らしさ」が失われてしまうのではないか、と考えます。スタッフは、喫茶ランドリーのために、自分のできることを自分なりに考えながら関わっているそうです。お菓子をつくったり、内装を工夫したり…。スタッフは、自分を偽らずに、その人らしく働くことができています。

 

お客さんには「自由にこの場所を使ってください」、と伝えています。内装も、お客さんが自由に使いたくなるよう、完璧を求めすぎず、実家のような雰囲気づくりを大切にされているそうです。一人過ごす人もいれば、ここでイベントをしたいという方も。お店に置いてあるミシンをみて、「ミシン仕事がしたい!」という人が集まって、好きなものを好きに作るイベントも開催されました。お客さんが企画するイベントが100回以上も開催されているそうです。

 

「『好きに使っていいよ』なんて言って大丈夫…?と不安になる方もいると思います。」と田中さん。困った使い方をする方はいらっしゃらず、各々が愛着を持って使ってくれているとのことでした。

 

パブリックを大切にする風潮が強まっている中で、一人でいる時間、パーソナルな部分も大切にしてほしいとのことです。無理に関わりを押し付けない、でも、関わりたいと思った時に関われる余白のある空間が、だれにとっても居心地よく過ごせることにつながっていると感じました。

(写真)真剣にメモを取る参加者も

 

参加者から「常連さんだけが来て、初めて来た人が入りづらいことはありませんか?」との質問には、「常連さんが初めて来た人に声をかけたくなったり、誇らしげに紹介したくなる場所となるような関わり方を意識している。」とのお話もありました。

 

参加者からは、「場のつくり手から、裏話(設計とかOPEN当初のこととか)が聞けてとてもためになった」「とても興味のある分野でのお話だったので楽しく聞き入ってしまいました。余白のデザイン!」といった感想がありました。

(写真)立って話す田中さんと座りながら聞く平山さん

 

「もう一つの居場所」を考える上でのヒントをたくさんいただきました。
平山さん、田中さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

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